2020年03月03日

老舗大衆食堂「てんしょう」(天将)

老舗大衆食堂「てんしょう」(天将)


16時をまわって、再びてんしょうの前。

ちゃんとショウケースの中が点灯している。
つまり営業しているということだ。



一番乗り。
ということは当然ながら先客なし。

外はまだまだ明るい。

えーと、何食べようかなあ。
一瞬ビールを飲みながらと思ったけれど、無理。
もう胃袋に空きスペースが無い。

食事も汁物はアウト。

ということで、650円のカレーライスにした。

今思えば400円のナポリタンという手もあったけれど、他に何も注文しないでその400円だけというのは失礼じゃないかと思ってやめた。

私が店に入ってから約5分ほどで常連さんと思しき年輩の男性が入ってきた。
入りながら、「ビール!」と言う。
他には注文しなさそう。
後からゆっくり頼むのかな。

まず一杯目はお姐さんがお酌するんだね。
くそぉ、羨ましい。



約10分ほどでカレーライスが運ばれてきた。
なんか想像通りのビジュアル。

そして味までそのものずばり。
これぞ、ジャパニーズカレーという感じ。

にんじんとじゃがいもがゴロゴロとまでは行かないのが逆にいい。
あまり大きいとむせる。

猛烈に腹いっぱいの筈なのに、なんとか美味しく食べられた。
そう、美味しく食べるのがいいのだ。
決して無理はしない。

とは言うものの、食べ終わったら物凄く胃袋が重くなる。
いやぁ、満腹、満腹!
勘定をして店を出た。

次回は絶対に腹をすかせて食堂呑みを楽しむぞ。



アーケードを出て、実は一番最初に気になっていた店へと行く。
あ、それはこの店の隣の定食屋さんなのだが、こっちに色々書いてあることが面白くて、こっちの写真を撮るに留まった。

何が面白いかと言えば、昼カラオケの店で、歌いたい放題、カラオケは無料ってやつ。
こういうのって、木更津のぼさーっとしたちょっと郊外の長屋式のスナックなどの居抜きでやってる店がかつては多かった。
今ではかなり少なくなった。
やっぱ、もうからないんじゃないかな。
大丈夫なのかな。

昼間のカラオケ無料に集まってくる爺さん、婆さんって、小金持ちかもしんないが、お金使わないんじゃないかなあ。



な、なんだ、落書きがいっぱいされている。

近寄ってみると...。


なんとなんと、この店、閉店しちゃったのだが、建物にお客さんから店の人への「ありがとう!」のメッセージ。別れを惜しんでいるのだ。

この「つけ麺屋」さん、大変な人気だったみたい。
この地で27年間営業していたんだって。

で、どうして閉店したかというと、再開発の為なんだって。
うわー。
そういうことか。

どうも、高層ビルの商業施設が出来るらしい。
果たしてその再開発っていいのだろうか。
みんなの為になるのだろうか。

そう言えば、十条に降り立ってから「再開発反対」のポスターやのぼりを至るところで見かけた。

こういう老舗が無くなってしまうのは悲しい。
ただ、このオーナーさん的にやめどきだったらそれはそれでいいかも。

やめたくとも、この地域から外れていたら、もう死ぬまで働き続けるのかな。



昔懐かしい木造家屋。
ここも再開発地区なので、無くなっちゃうんだね。
悲しい。



この店は通りを挟んだ反対側なので、セーフ。
セーフって言っても、前述のように再開発のエリア内だったら喜んで商売をやめちゃいたいと思っているかもね。

あー、残念。



ここは再開発エリア無い。
つい最近やめたみたいで、ドアに「長い間ありがとうございました。」という貼り紙。




このカレー屋さんももぬけの殻。

しかし、移転するんだって。
6月中旬オープンとなっている。

ということはそれまでお休みというか、充電期間なのかもね。



分かりにくいけれど、電車が通過中。

あっち方面は十条の自衛隊駐屯地の方向。
ちょっとだけそっち方面にも行ってみたいと思う。



ここは暖簾が出ているものの、果たして営業しているのかなあ。

ちょっと中を覗いてみたが、がらーんとしているように見える。
まだ自転車が置いてあるので、引っ越しの最中なのかな。



おおおお!!
こ、こ、ここは、知っている店。

かつて、もう十年以上前だが、何度かここで飲んだ。



がーん、しかし、ここも閉店。
2月29日ということはもう一ヶ月切っている。

ああ無情。



そのお隣の店。

ということはここも閉店するわけだ。

どうなってんだ、もうっ!!

ただ、スリピラのIsamuさんによると、三忠食堂の赤羽店があるそうだ。
そうなんだ、それは知らなかった。

少し気が楽になった。



一方こちらは道路の向こう側。
閉店しない側。

え?
からし焼き???

からし焼きってなんだ!!!???



ニンニクが効いているって???

不思議だ。



インドカレー屋さん。
さっきの店の並び。

そういえば、十条全般に言えるが、インド料理系の店が多いな。



ここはラーメン屋さんだよね。

ここも、からし焼き?????

え〜〜〜っ!
なんだ、からし焼きって???

十条名物なのか!!??

ということであとで調べたら、東十条のなんとかという店が発祥で、十条名物なんだって。

そうなんだぁ。

食べてみたいな。
今度、藤田さんとか山口さん誘って食べに行こう。
坂さんもつきあって!!



更にその並び。

たこ焼きの店。



4個260円からっていうのが嬉しいね。

そんでもってイートインも出来る。
幕張の栄たこはイートインが外だけど、ここは中。

たこ焼き食べながらビールもいいよね。



わーーーーっ!!
びっくりした。

線路沿いになんとブルワリー発見。

まさか、まさかの。
こんな狭そうなところでビール造っちゃうんだね。
とみー真っ青。
そうでもないか。

いやぁ、たまげたね、十条ビールかぁ。
ここもまたいずれ来ないと。



やはり線路際。
そばの満留賀。

わー。さすがですな。らぁ様がちゃんとレビューされてるわ。

https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132304/13174561/



その満留賀を更にちょいと行ったところに桜の大木。

写真の右側に写っているマンションのネーミングにも桜が入っている。
さぞや春はいい感じだろうね。



この路地も魅力的。

街ナカにでかい樹木があるのはなんていいんだろうね。



ここもよさげな店。




線路を渡る。

この景色も再開発によって変貌するのだろうか。

ひょっとして、十条は私を呼んでいたのかも。
このまだ古い町並みを私に見せてくれたのかもしれないね。
がはは。ちょいと大げさ。



ちょいと覗いたら民家の庭先に井戸水を汲み上げるポンプ。
どう見ても現役で使っているみたい。

確か、こういうのって水道料金はかからないけれど、下水料金を特別に支払っているという。



そして自衛隊の十条駐屯地。

ここもちょっとした思い出の地なのだが、このページはかなり重たくなったので、もうここで語るのはやめよう。
テキスト入力も疲れてきたし...



そして東十条に行くべく、適当に歩いていたら、こんな断崖絶壁の上に出た。
そう、この東十条の京浜東北線沿線は十条とか西が丘の台地からかなり標高が低い。
上野や鶯谷とか、日暮里とか、あの辺から、この標高差のある崖みたいなものが赤羽まで続いている。

地形マニアにはたまらない景観。



ちょいと東十条のある場所を訪ねてこの崖を降りる。
降りたところで、また別のほうから降りてくるルートと合流。

そして京浜東北線や東北新幹線などの高架をくぐり、東十条の東側に出る。
もう写真を撮る気力も無くなったので、ここでこのページはおしまい。

渋谷から始まった、長い長い旅が終わった。
まあ、たくさん写真を載せているから長旅みたいに思われるかもしれないが、そうでもないのだ。
半日の旅だね。
その殆どが十条歩き。

次は赤羽を絡めてとか、王子から斜めに横断して自衛隊駐屯地を経由した十条食べ歩きをやってみたい。

東十条のあるところにほんのちょっと寄ってから、17時30分頃、東十条駅で上りの京浜東北線に乗車。なんとなく十条歩きは17時に切り上げようと思っていたので、だいたい予定通り。お腹いっぱいなのはとうとう解消されず。せめて海浜幕張駅を下りてから自分にお疲れさんのビールでも飲むつもりも、やめてとにかく帰宅した。

2020.2.2
posted by 幕張のおじちゃん at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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